ななぶんち!

子どもとの日常。備忘録。

店員さんに質問!「菌糸瓶を使わなくてもオオクワガタの幼虫は育てられる?」

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※今回は、息子がよく行く昆虫専門店の店員さんから聞いたことを備忘録としてまとめています※

長男が世話していたオオクワガタが無事産卵し、幼虫がたくさん確認できました!

長男は喜び勇んで菌糸瓶を買いに行き、大量の菌糸瓶を購入してきました(汗)

菌糸瓶は消耗品です。都度買い替えが必要なんです。

ざっくり計算ですが、1個約350円の菌糸瓶(小)を30個…350×30=10500円

幼虫が多くなれば、菌糸瓶のサイズもUP(お値段もUP)しますよね。とんでもない出費です(汗)

菌糸瓶で育てる利点は、幼虫が大きく育つ=成体が大きくなるです。

大きく育てたいなら菌糸瓶が一番です。

しかし、全部の幼虫を菌糸瓶で育てるとなると結構お金がかかります。

これ以上菌糸瓶を買い続けるのはお財布的にキツイぞ。となりました。

そもそも自然界の幼虫は菌糸がある土の中で育っているんだから、絶対菌糸瓶じゃなきゃダメってことないよね?と疑問がわいてきました。

そこで菌糸瓶を買い足すついでに店員さんに「菌糸瓶って絶対必要ですか?」と訊いてみました。

店員さんに質問「菌糸瓶を使わないとダメ?」

A.マットでも育つ。ただし、小さく育つので、菌糸瓶がやっぱりオススメ。

昆虫飼育マットでも育つそうです。ただし、オオクワガタの幼虫は菌糸を食べて大きくなるので、マットに含まれる菌糸が少なければ小さくなります。

飼育ケースの大きさと幼虫の数にも注意が必要です。幼虫の多頭飼育は不向きです。殺し合いや全滅も覚悟しておきましょう。

マットで育てる場合は霧吹きも忘れずに!幼虫は乾燥に弱いですからね。

店員さんに質問「毎回菌糸瓶を買わないといけない?」

A.古い菌糸瓶は再利用可能。大袋の菌糸ブロックを入れて再度使える。

菌糸瓶は消耗品です。食が進めば、次の菌糸瓶に移し替えないといけません。

でも、その都度新しい菌糸瓶を買う必要はなく、古い菌糸瓶を再利用できるそうです。

【再利用するときの手順】

  1. 幼虫を取り出した後、中身の残りを全て出し、菌糸瓶の中をキレイに洗う
  2. アルコールで消毒し、乾燥させる
  3. 新しい菌糸マットを再度詰めればOK

菌糸瓶の中身だけ大袋で販売しているんです!知りませんでした。

↓の菌糸ブロックの内容量は3500cc。菌糸瓶(大)は800ccほど。1袋で約4本分とれますね!

4本分でこのお値段ならお財布に嬉しい♪

我が家の場合

長男が「オオクワガタは菌糸瓶で育てないと!」と頑なに譲らないので、菌糸瓶を大量購入しました。

お陰で広いとは言えない玄関に約30本の菌糸瓶が並んでいます(汗)

この他にも飼育ケースでも数匹飼育しています。なんだかんだで35匹前後のオオクワガタの幼虫がいます(^^;)

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我が家の幼虫入り飼育ケース

菌糸瓶は食が進むと、新しい菌糸瓶にするタイミングがきます。

古い菌糸瓶から移し替える時に、古い方の菌糸をほぐして幼虫を取り出します。このときほぐした菌糸(白い部分)を飼育ケースで飼育している幼虫のマットに混ぜています。

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菌糸が含まれる部分を幼虫入り飼育ケースのマットに混ぜるだけ。新しい菌糸ブロックを追加投入したりなどはしていません。

あとは日々の霧吹きをするだけです。

菌糸瓶と飼育ケースで育てた個体の差

栄養たっぷりの菌糸瓶と菌糸が少ない飼育ケース。それぞれで育った幼虫は、3ヶ月ほどでかなり個体差が出ていました(汗)

【菌糸瓶で育てた個体】

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カブトムシの幼虫と見間違うほどの大きさとなっていました。本当に大きい!全長8cmくらいでしょうか。

【飼育マットで育てた個体】

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小さい!!全長にして4cmくらい?本当に小さいです。

さいごに

子どもが「育てたい!」と言ってきたら、経験として応援したくなりますが、やっぱり生き物を飼育するってお金がかかります。

あまりお金をかけたくないなら、夏が終わり、オオクワガタの幼虫を確認した時に大きな幼虫を厳選して菌糸瓶へ。他は飼育ケースで育てるのがオススメです。

大量の菌糸瓶の置き場所・買い替えの費用も問題ないなら、全部菌糸瓶でいいと思います。どう育てるかは各ご家庭で話し合って決めてくださいね。

また、菌糸瓶に幼虫を入れたからと言って全部育つとは限りません。その点もお忘れなく!

ではでは、今回は備忘録として記事を書きました。次回更新でお会いしましょう!
With love ななぶん